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基礎3 リフォームに掛かるお金の基本リフォームの費用を知る

複雑で専門用語が多く、全てを理解するのは難しいリフォームの費用。
専門的な知識まではいかなくとも、大まかな概要を知っておくことで、 リフォーム業者との打ち合わせもスムーズに進められるはずだ。 監修/ファイナンシャルプランナー 昆 知宏さん

基礎01 リフォームのスケジュール 基礎02 リフォームで「できること・できないこと」 基礎03 リフォームの費用を知る 基礎04 知ってトクするお金のアレコレ

費用の考え方

リフォーム費用はざっくりと下記の3つに分類できる。それぞれのカテゴリーにどんな内容が含まれるのかを知ろう。

材料費と工事費の仕組みを知り予算を把握

リフォームの総費用は、材料費・工事費・その他の3つに分類して考えることができる。そこで、何にどれくらいのお金が掛かるかが見えてくるようになる。基本的には材料費と工事費が大部分を占め、その内訳を見ることで材料選びも工事内容も無駄をなくすことができる。気をつけたいのが「その他」の費用。家具や諸費用など、直接リフォームと関係しないため見落としそうになるが、場合によっては大きな金額になることも。

材料費

交換する設備や建材に掛かる費用で、使用する材料によって大きく金額が変わる。

ポイント 材料費に含まれる内容

柱や梁などの構造材から床やクロスなどの仕上げ材、壁内の断熱材、キッチンや浴槽などの設備機器など、あらゆる材料が含まれる。使用する量とグレードによって総費用が大きく変わるので、何が本当に必要かを考えよう。

工事費

職人さんが作業を行う人件費。複雑な工事や、時間が掛かる工事になるほど金額が上がる。

ポイント 工事費に含まれる内容

内装工事費、住設工事費、木工事費などの各種工事費用のほか、解体撤去費、仮設工事費、廃材処分費などのリフォームに付随する費用も含まれる。数量は個数で表示ができないため、「一式」と記入されることが多い。

その他

消費税や、仮住まいが必要な場合の家賃や引っ越し費用など、場合によっては大きな金額に。

ポイント その他に含まれる内容

仮住まいの家賃や引っ越し費用のほか、リフォームに合わせて新しく家具や家電を購入した場合など、大きな金額になることも。また、工事をしていく途中で水まわりの腐食などが見つかり、追加工事費が発生することもある。

リフォーム費用

見積書の見方

リフォームの見積書になじみがあるという人は少ないはず。どんな点に注意して見ればよいか、書式を確認してみよう。

リフォームに掛かるお金は必ず見積もりを

リフォーム業者が決まったら、まずは見積もりを依頼しよう。見積書や契約書を交わさずに工事を済ませてしまうケースもあるが、後々言った言わないのトラブルになりかねないので絶対に避けたい。工事が終わってから材料や工事内容に誤りが見つかっても、証拠となる書類がなければ、最初の約束を証明できないからだ。そんな、書面でのやりとりの第一歩である見積書。どんなことに注意をすればいいか、確認してみよう。

見積書

請負者名と押印が入っているか

請負者であるリフォーム会社の会社名・代表者名・住所が正しく記入され、社印が押印されているかを確認すること。施主である自身の氏名や書類作成日、担当者名などにも間違 いがないか必ず目を通そう。

素材や商品の型番が間違っていないか

必要な素材で適切な商品が使われていることを確認しよう。必要以上に高価な素材が使われていないか、代替品でよりリーズナブルな商品がないかなど、インターネット等で調べ れば、より希望にあった商品選びができる。

金額に間違いはないか合計額は合っているか

信頼できる業者といえども、単純ミスの可能性はゼロではない。それぞれの素材や商品の単価・数量に誤りがないか、合計金額に間違いがないかをしっかり確認・再計算しよう。 また、単価に不明点がある場合は、遠慮せずに聞いてみること。

工事項目と金額が打ち合わせ通りか

打ち合わせで決めた内容と金額に間違いがないかを確認すること。また、見積書に記載されている金額以外に費用がないかも契約前に確認しておこう。その後、追加で発生しそう な費用についても確認を。工事開始後の想定外の追加費用はトラブルの元だ。

リフォームKomachi

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