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リフォーム可能な範囲、注意点を知ろう リフォームで「できること・できないこと」

一戸建て住宅のリフォームは、平面はもちろん、吹き抜けを設けるなど上下階も含めた大幅な間取りの 変更が可能。ただし、建物の工法によっては壁や梁が撤去できないなど、構造上の制約もあるので注意を。 監修/ハートライフDaiken 株式会社 大建建設 リフォームアドバイザー 高橋 尚久さん

基礎01 リフォームのスケジュール 基礎02 リフォームで「できること・できないこと」 基礎03 リフォームの費用を知る 基礎04 知ってトクするお金のアレコレ
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項目1 間取りを変更する

水まわりや部屋の位置を変える、壁を取り払い複数の部屋を繋げるといった間取りの変更は、建物の構造や工法によって自由度が違ってくる。例えば、柱と梁で建物を支える木造軸組工法などの場合は、他の工法と比べると自由度はかなり高くなる。

項目2 天窓を増設する

既存の屋根に天窓(トップライト)を設けることは、よほど大きな窓でなければ可能。ただし、雨漏りを防ぐための防水処理をきちんと行うことが重要だ。また、場合によっては屋根の強度を保つための補強工事が必要となる。

項目3 吹き抜けを作る

吹き抜けは、上階の床の一部や最上階の天井を取り外して造ることになる。建物の構造強度に影響が出ない限り実現可能。例えば、木造軸組工法の建物の場合は、比較的容易に吹き抜けを作ることができるが、鉄骨造の建物 は鉄骨の梁を動かせないため、吹き抜けのリフォームは難しい。

項目4 窓の位置を変更する

建物の強度に影響がない外壁であれば、新たに窓を増やしたり移動したりすることができる。逆に、建物を支えている耐力壁に新たな窓を設けることは難しい。また、防火地域・準防火地域の場合、建築基準法で定められた箇所に防火サッシを使う必要があるので確認を。

項目5 キッチンを移動する

キッチンを明るい場所に移動したり、向きを変えて対面式キッチンにしたり、リフォームの自由度は高い。ただし、元の位置から大きく移動する場合は、給排水経路の見直しが必要で、費用が上がる。

項目6 コンセントの数を増やす

コンセントを増やしたり、位置を移動させることは比較的自由にできる。なお、増設によって電力使用量が増える場合、電力会社との契約容量を大きくする必要が出てくる場合もあるので確認を。なお、一般的な埋込型コンセントと比べると、配線が露出する露出型コンセントの方が安価で増設できる。

項目7 トイレや浴室を移動する

一戸建てのリフォームは、水まわりの変更に制約が少ないのが特徴。トイレや浴室の位置を移動したり、2階にトイレを増設したりと、かなり自由な変更が可能だ。 ただし、キッチンと同様に元の位置から大きく移動する場合は給排水経路の見直しが必要で、費用が上がる。

項目8 増築する

土地ごとに決められた建ぺい率・容積率・高さ制限・北側斜線制限の範囲内であれば増築が可能。新築時から各規制が変更されている場合もあるので確認を。また、平屋から2階建 てに増築する場合、構造の補強工事が必要になる場合もある。

項目9 バリアフリー仕様にする

床の段差をなくし、平らにするのは比較的容易にできる。浴室の出入り口もバリアフリー仕様の引き戸などで対応可能。また、階段やトイレなどに手すりを設置する場合は、壁に補強が必要な場合がある。使う人の体によって、最適な位置や形状が異なるので、バリアフリー工事の実績のある会社に依頼したい。

ポイント1 家の工法によって違う間取りの自由度

工法 / 間取りの自由度
木造軸組工法
木の柱や梁、桁で骨組みを造り、筋交いなどの斜めの材を入れて補強した工法。建物を支える柱は移動できないが、間仕切り壁はかなり自由に移動でき、間取りの変更が比較的容易。
枠組壁工(2×4・2×6工法)
パネル状の壁、床、天井で建物全体を支える工法。面で支える構造のため、窓を大きくしたり、窓やドアを増やすのは難しい。建物を支える耐力壁も抜くことはできない。
プレハブ工法
工場生産された床、壁、天井を現場で組み立てる工法。柱や梁で建物を支える鉄骨系は間取り変更の自由度は高い。壁で建物を支える木質系、コンクリート系は間取り変更に制限がある。
鉄筋コンクリート造(RC造)
鉄筋とコンクリートで造る工法。柱と梁で建物を支えるラーメン構造は、耐力壁が不要なので間取り変更の自由度が高い。壁と床で建物を支える壁式構造は、耐力壁の移動に制限がある。

ポイント2 建築基準法改正以前に建てた家は耐震性に注意

地震に弱い家

建築基準法の耐震基準は1981年6月1日に大きく改正された。 それ以前に建築確認を行い建てた建物は、十分な耐震性能を備えていない可能性がある。例えば、左図のように2階を支える1階の壁が足りない家や、一面に窓が多い家など、建物を支える耐力壁が足りないケースがそれに該当する。このような住宅の場合はきちんと耐震診断を行い、適切な補強を施すことで十分な耐震性能を確保することができる。

ポイント3 マンションリフォームの注意点

マンションには「専有部分」と「共用部分」があり、個人がリフォームできるのは「専有部分」のみ。例えば、居室空間の内側(内装や建具)は、ほぼ全面的にリフォームが可能。また、キッチンやトイレ、浴室などの水まわりは、給排水管を動かせれば位置の移動ができる。一方、玄関ドアや外廊下、外壁、バルコニーなどマンションの所有者全員で所有権を持つ「共用部分」の変更はできない。また、防音面から使用できる床材が管理規約で決められている場合もあるので確認を。

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